みみ、ふわり。

だって感情が突っ走るんだもん。

運気が落ちすぎてる。お盆も産みの母親からとは考えられない言葉を浴びたし…凹。

 
虐待って、いろんな形があるよね。
 
我が家は母親が絵に描いたような虐待親で、私は暴力的虐待、妹は暴力プラス性的虐待、弟も(異性だけに可愛がられたけどやはり)虐待育ち。
 
そんな親とお盆、この歳になってトラブル。
 
 
話は変わり、最近の私と言えば。
 
お盆前からフリーランスで仕事の案件とりすぎてアップアップしたし、ひより@5歳のことでママ友さんから軽めの注意を受けたり、その事情の受け止め方で自分が嫌になったりでもうガッタガタだった。
 
 
真綿のようなオットの優しさが、さらにあたしを追い詰めて、人の優しさが妬ましく、そんな優しさを傷つけたくなったり、刃物みたいに心がヒリヒリしてたくさん泣いた。
 
そんな中で実家に帰った。
 
あの親のもとで、3泊はそろそろ限界かなーって感じてたけどそうした。
 
 
母親とは相性が合わない。
 
親子でもそんなんあるんだね。
 
 
向こうのネガティヴなひと言ひと言に、超ポジティブなあたしはイライラぴりぴりしてしまって、その雰囲気を受けて、母は泣き言がいえずストレスが溜まる感じ。
 
 
大袈裟な人だ。
 
痛いツラいことも、まるで自分だけがそうであるかのように大袈裟な人だ。
 
 
それが、あたしには受け入れられない。
 
 
人に吐き出したところで、そのため息は何倍も重たい空気を出してとどまるばかり。だから言わない、我慢する私とは正反対の母。
 
「はぁーしんどい。胸がえらい。なんか熱あるんちゃうかな。動悸がする。はぁー、もう歳やなー。」
 
 
こんなことを1日に何回も当てつけるように言う。
 
 
娘と帰省しても、飼い犬を見て「(私たちが帰ってきてるから)ロンちゃんも気を遣って疲れたんやろなー。よく寝てるわぁ。」とかペローンと言う。
 
 
そのたびにイライラする。
 
しない?
 
 
久しぶりに帰って、こんな母だからそれなりに気を遣ってるのに、こんなこと言われてイライラしない?
 
 
あたしはするよ。
 
 
ご飯の片付けが済んだら「あー、やっとゆっくりできるわー。あー、えらいえらい。」
 
※えらい=関西弁?で「しんどい」
 
 
弟夫婦には姪っ子をテーマパークに連れて行ったりしてるけど、それはやっぱり立場上、お嫁さんには気を遣うだろうからってことで、私はなにも求めてない。
 
 
いやらしい話、姪っ子には1万5千円くらいのおもちゃをお店で買ってあげてるけど、私は気を使って、ネットでひよが欲しがってるおもちゃを、それの4分の1ほどの予算で最安値で調べて、あらかじめ親に買ってもらって、ジャスコへ行く前にダンボールから買い物袋に詰め替えて、ジャスコで親から娘に渡してもらう、とか、そこまで気を遣ってる。
 
親子って、そこまで気を遣うもの?
 
 
母「かなちゃん(弟の嫁)もそれくらいしてくれたらいいんやけどなぁ?こんなにネットやったら安いのに。」
 
私「でもやっぱり、その場で見てるおもちゃを買ってあげるのが一番喜ぶよ。」
 
 
なんてさ。
 
どんな気持ちで言ったと思う?
 
 
 
欲しがってたよ。
 
ひよりが1番欲しがってたおもちゃをネットで注文したけど、ジャスコにはなかったのに、いきなりおじいちゃんに「はい」って渡されて、キョトンとしてた。
 
とってつけたような「わーい」を聞いて、自分がしたことの不自然さを痛感した。
 
家で渡したほうが、よかったかな。
 
 
 
 
いつも帰省では特にどこも行かない。
 
今回も、買い出しをジャスコに行って、夜ごはんは外食にしてもらって、3日目の夜だけひよを近くの温泉に連れて行ってもらえたくらい(私は生理にて留守番)。
 
 
 
その夜、ひよはすごく嬉しそうだった。
 
私も、嬉しそうな顔を見て親にとても感謝した。
 
 
そして、2階でぐっすり寝たひよをトントンしながら「今日は楽しくてよかったなぁ。ゆっくり寝てなぁ。」と話しかけてる時に、声が聞こえた。
 
 
山の中の一軒家。
 
 
網戸にしていたら下の声が薄く響いて聞こえてくる。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「…何日からいるんや?11,12,13…」
 
 
 
 
 
「早く帰ってほしいわ。」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ザン。
 
一瞬で、目の前が真っ黒になった。
 
激しい動悸のなか、耳を塞ぎたいのに、不服そうな小さな母の声に意識が集中する。
 
 
 
 
 
 
 
「4日間かぁー、長いなぁー。」
 
「りえは短気やわー、誰に似たんや?あんた(父)やろ。」
 
 
 
 
 
 
ひよりの寝顔を眺めながら、言いようのない悲しみでいっぱいになった。
 
 
胸が苦しくなった。
 
 
 
 
 
オットに電話したい。
 
 
すぐに、今すぐに、今聞いた母の言葉を体の中から吐き出したい。
 
 
 
 
 
スマホの充電は厳しい。
 
 
私は、両親がいるリビングへ充電ケーブルを取りに降りた